常識にとらわれないで、一度立ち止まってみる

これは、コストを削減しながら、顧客満足度を向上させる可能性を秘めた、本質的なアプローチです。

また、さらに踏み込んで考えるなら、サポートが不要なトラブルのない商品・サービスを開発することこそが、本質的な解決策かもしれません。

「常識だから」「みんながやっているから」といった情報は、あなたの思考を曇らせるノイズです。

結論を出す前に、一度立ち止まって、自分自身にこう問いかけてみてください。

「この問題の本質は、一体何なのか?」

その答えこそが、あなたを情報の洪水から救い出し、クリアで力強い結論へと導いてくれるのです。

オフィスで働くビジネスマン
写真=iStock.com/Paul Bradbury
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決断の質を「6つの要素」で高める

あなたは、「良い決断」とは、どのような決断だと思いますか?

多くの人は、「良い結果」をもたらした決断こそが「良い決断」だと考えがちです。

しかし、本当にそうでしょうか。

たとえば、泥酔状態で車を運転し、幸運にも事故を起こすことなく無事に家に着くことができたとして、その「飲酒運転をする」という決断は「良い決断」だったと言えるのでしょうか。

答えは、明らかに「No」です。

このように、「決断の質」と「結果の質」は、本来、分けて考える必要があります。

どんなに優れた決断をしても、予期せぬ外部環境の変化によって、悪い結果に終わることはあります。逆に、中途半端な決断が、幸運によって良い結果を生むこともあります。

結果という「運」が絡む要素に一喜一憂するのではなく、決断のプロセスそのものの質を高めることこそが、私たちがコントロールできる唯一の道です。

これは、「コントロール二分法」と呼ばれる考え方に通じるものがあります。コントロール二分法とは、自分が変えられる領域と、変えられない領域を区別し、前者に集中するということです。