仕事中の外部からの誘惑を回避するには何をするといいか。実行管理コンサルタントの佐藤彰太さんは「仕事中にスマホ通知などの外部情報により離脱しそうになったら、誘惑を受け入れる姿勢を自分自身に示したうえで、実行をためらうようなハードルを課すことが効果的だ」という――。
※本稿は、佐藤彰太『絶対に「終わらせる」時間術』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
いつも使う逃げ道に「名前」を付ける
たとえば、ある症状に悩まされてきた人が「あなたは○○症です」と診断されたとする。すると「なんだ、そういう病気だったんだ」と納得して、むしろ安心して治療に臨める。そういう心理作用が働くことがある。
おそらく、客観的に下された診断名によって、自分の心身に内在している症状が、「治療対象」として一気に客体化されるからだろう。それは「病気のせい」であり、しかるべき対処法があるものなのだ、と。
これは「回避の誘惑」にも適用できる。使いがちな逃げ道に「名前」を付けるのだ。
どういうことかというと、「ついタスク中にSNSを見てしまう」という逃げ道を使いがちなら、その症状に「SNS見ちゃえよ星人」と名付ける、という感じだ。
そのほかにも、「ちょっとだけ休もう野郎」「やる気が出たらやるぜ太郎」「明日でいいじゃん大魔神」「気分転換したいな悪魔」などなど。
そして、その逃げ道を使いそうになったら、戦隊ヒーローにでも変身したつもりで「出たな、○○星人! その手には乗らないぞ!」「○○大魔神め! これからは負けないからな!」と唱える。これだけだ。

