脳を老化させないために、何をすればいいか。脳内科医の加藤俊徳さんは「脳の中で普段使っていない部分を刺激することが重要だ。たとえば通勤電車でも簡単にできるトレーニングがある」という――。

※本稿は、加藤俊徳『すぐに実践したくなる すごく使える脳科学テクニック』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

公共交通機関で携帯電話を使用するビジネスマン
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通勤電車は「見る力」を鍛えるのに最適

毎朝の通勤時、電車に乗っている間ずっとスマホを見ている、という人は多いのではないでしょうか?

動画を見る、ゲームをする、朝のニュースをチェックする……仕事の前にリラックスしたり、仕事相手との話題のために情報を取り入れるといった意味ではいい面もありますが、脳を鍛えるという観点からすると、ちょっともったいないです。

実は、通勤電車の中は脳のトレーニングにとてもいい場所なのです。

電車に乗りながら脳を鍛える方法のひとつに、窓の外に見える景色の中から特定の数字を見つけるというものがあります。

街の中には看板や標識があふれていますね。それらを注意深く観察してみましょう。その際に「5」でも「8」でも、好きな数を決めて、その数を探してみるようにしてください。

動く電車の中から特定の数字を見つけるときには、視覚系脳番地を一生懸命働かせます。動いているものを認知する箇所は、後頭葉にある視覚系脳番地の中の、側頭葉に接している部分にあります。側頭葉は見たものを識別して知識として記憶する場所でもあるため、同時に記憶力を鍛えることにもつながります。