いつまでも若々しくいるために、何をすればいいか。脳内科医の加藤俊徳さんは「毎日の習慣を少し変えるだけで、脳に負荷がかかって鍛えられる。たとえば予算に収まるように計算しながら買い物するだけでもいい」という――。

※本稿は、加藤俊徳『すぐに実践したくなる すごく使える脳科学テクニック』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

肉のパックを持つ女性の手
写真=iStock.com/Hakase_
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利き手と反対側の手で歯磨きをする

あなたは右利きですか? 左利きですか?

私たちは顔を洗ったり掃除をしたり、といったやり慣れた動作をするときは利き手を主に使います。その際に「手をどう動かせばいいか」なんていちいち考えません。オートマティックにできるからこそ、早く効率的にやり終えることができるのがメリットです。

ただ、脳への刺激という点からみると、利き手でやり慣れた動作を行うことは、あまりプラスの効果はありません。

そこでおすすめしたいのが、利き手と反対側の手で歯磨きをすることです。

右手の動きを司る中枢は、左脳の運動系脳番地の「ノッブ」と呼ばれる領域。反対に、左手の動きを司る中枢は右脳のノッブ。

運動系脳番地のノッブを通過するMRIの脳画像から、右利きの人では左手をあまり使うことがなく、右脳のノッブ領域の発達が小さくなっていることがわかります。そのため、いざ左手を使おうとすると左脳よりも小さな右脳のノッブ領域に大きな負荷がかかることになります。

【図表1】手の動きを司る運動系脳番地「ノッブ」
右利きの人の脳画像。左手のノッブ領域(右脳側)の発達が小さい(『すぐに実践したくなる すごく使える脳科学テクニック』(日本実業出版社)より)