スマホに取り込まれない機能や特徴はあるか

一般消費者向けのカメラは瀕死の状況に陥っているものの、プロやハイアマチュアが使うレンズ交換型デジタル一眼カメラは連綿と続いており、こちら一定の人気を保っています。

体や自動車、バイクなどに装着して迫力のある映像を撮影できるアクションカメラなども、スマートフォンにはできない撮影スタイルということで人気です。

スマートフォンと共通していても、決して取り込まれない機能や特徴を持つデジタル家電だけは生き残れるといったところですね。

アクションカメラで撮った、波のトンネルの中のサーファー
写真=iStock.com/AleksandarNakic
※写真はイメージです

肌身離さず持ち歩けるサイズのスマートフォンが高性能・多機能化したことで、電話やSNS、メールなどでコミュニケーションしたり、写真を保存・共有したり、アプリやゲームをさまざまな場所で楽しんだりできるようになりました。

今後どのように進化するのかは未知数ですが、しばらくはスマートフォンが万能状態を保ち続けるのではないでしょうか。

クラウドとつながってAIを使う家電たち

データ処理能力の向上や学習能力の進化によって、生成AIが社会的に注目を集めるようになりました。文章や画像の生成、音声認識、音声や音楽の合成など、多様なコンテンツを自動生成できるようになり、広告制作やカスタマーサポート、教育、クリエイティブ産業などで広く活用されています。

これは家電製品においても同様です。赤外線センサーで室内にいる人の場所や温冷感を認識して吹き分けるエアコンなど、AI技術を活用した機能は数多くあります。

テレビでも大量の画像データからAIで特徴を分析した学習データを用いて、解像度の低い映像を高解像度化する超解像技術が長年使われてきました。

これらの機能も十分にAIの恩恵を受けているのですが、さらにクラウドを活用することで進化し続けられるのがデジタル家電の強みです。

クラウドというのはインターネットを通じてデータ分析・生成処理能力やデータ保存スペースなどのコンピュータ資源を提供するサービスのことです。

インターネットに接続しない家電製品の場合、本体内のコンピュータ資源しか使えない上に、処理性能を向上させることもできません。

しかしクラウドを活用すると、その時々に応じて最高のコンピュータ資源を活用することが可能になります。