首の角度ひとつで運命が変わる

リーダーや経営者というものは、毎日、当たり前のようにカメラを向けられる。総理や上場企業の経営者ともなれば、朝から晩まで写真を撮られるのが日常で、もはや撮られることが仕事の一部といえるかもしれない。

写真というのは怖いもので、撮り方によっては事実と異なる印象を与えることができる。最近は暑い日も多いが、たとえば目に汗が入ってハンカチでそれをぬぐったとする。別に悲しんでいるわけでも、感極まっているわけでもないのに、この瞬間の写真があれば事情を知らない人には泣いているようにも見せることができる。

にもかかわらず、世の中には「撮られ方」を意識していない人が多い。そこで、私が官邸で身につけた、写真や映像に撮られるときの心得を紹介しようと思う。

(撮影=伊藤詩織 写真=時事通信フォト)