部署間のすれ違いをなくすには何をすればいいか。14年間残業ゼロを徹底するアクシア代表の米村歩さんは「仕事の現場で使われる『なるはやでお願い』といった言葉は、人によって受け取り方が大きく異なるため、認識がズレ、後々の手戻りや炎上を引き起こす。こうした曖昧さを排除するためには、タスクの『期限』と『状態』を明確にする必要がある」という――。

※本稿は、米村歩『「技術的には可能です」はなぜ伝わらないのか エンジニアのコミュニケーションの教科書』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

パソコンの前でストレスを感じる人
写真=iStock.com/Deagreez
※写真はイメージです

 条件のない「可能」は約束ではない

先の記事で、エンジニアが口にする「技術的には可能です」という言葉が、実は「条件付きであればできる」という限定的な意味であることを解説しました。

しかし、現場ではこの言葉が「やってもらえる約束」として一人歩きし、プロジェクトを炎上させる原因になっています。

本書でも、金曜の夕方に顧客から「月曜朝までにサクッと直せますよね?」と無茶な依頼を受けた営業が、「大丈夫です!」と安請け合いしてしまい、後に炎上するエピソードがマンガで描かれています。一部を紹介します。

米村歩『「技術的には可能です」はなぜ伝わらないのか エンジニアのコミュニケーションの教科書』(KADOKAWA)
マンガ=ヤギワタル
米村歩『「技術的には可能です」はなぜ伝わらないのか エンジニアのコミュニケーションの教科書』(KADOKAWA)
マンガ=ヤギワタル