日本人の宗教観は世界的に見れば「変」

私がこの原稿の仕上げに取りかかっている4月中旬は、パキスタンの仲介で行われた米国とイランの戦闘終結に向けた直接協議が決裂したところだ。米国からはヴァンス副大統領が出席、1979年のイラン革命で断交した後、最上級の高官による対面協議となったが、日付をまたぐ21時間におよぶ会議は合意に至らなかった。

現時点では協議の詳細は報じられていないが、イランの核開発とホルムズ海峡に関する意見の隔たりが大きかったようだ。協議の決裂後もホルムズ海峡の封鎖をめぐって、米国とイランの応酬は続いている。

日本のエネルギー資源の中東依存度は高く、そのほとんどがホルムズ海峡を通過するタンカーで運ばれてくる。今回のイラン情勢への対応は、日本のエネルギー安全保障においても非常に重要な問題だ。日米同盟を堅持するという従来の姿勢に加えて、高度な外交上の駆け引きが必要になるだろう。

(撮影=伊藤詩織 写真=時事通信フォト)