今後の争点は「第二政党」の奪い合い

総選挙が終わり、報道各社が2月に行った世論調査の結果がまとまってきた。内閣の支持率は6〜7割の範囲で分布しており、1月調査分と比較しても、上昇した社のほうが多かった。

ただ、私は「これで安心だ」とはまったく思えていない。それはひとえに、野党が弱すぎる点にある。

たとえばTBSの世論調査では、中道改革連合の支持率は4.9%となっており、前回調査から3.9ポイント下落している。野党で支持率を1%以上上げたのは、前回からプラス3ポイントの伸びを見せて4.2%を獲得したチームみらいのみで、軒並み低調といってもいいかもしれない。

こうなってしまうと、私がかねてより心配してきた政策論争の低調さがさらに進んでしまうのではないかと危惧している。自分たちの党に注目を集めるよりも、自民党の支持率を下げるほうが得策だと考えて週刊誌の記事を読み上げたり、過去の発言を蒸し返したりと、まったく建設的ではない話ばかりが過熱しないかと心配なのだ。

そしてTBSの世論調査をもう一度見ると、「支持なし」が前回より2.3ポイント上昇して31.8%となっている。仮に自民党の支持率が低下したとしても、支持政党を乗り換える理由がないのだから、「支持なし」が増えるだけで意味はないのではないかと思う。ある意味で、この「支持なし」は支持率第2位の政党といってもいいかもしれない。正々堂々と正面から政策論争を行い、現在魅力的な政党がないと思っている層を味方につけたほうが戦略としては賢いと思うのだが、皆さんはどう思うだろうか。内政については食料品の消費税減税、外交に関してはアメリカによるイラン攻撃など、議論すべきことは山ほどある。私としてはぜひ、政策論争をもっと行ってほしいと思っている。

そして、「上がった」といえば、昨今は金や銀の地金じがね価格が非常に上昇している。特にここ1年の銀価格は乱高下しており、私がこの原稿を書いている3月2日時点では1グラム500円を超えている。昨年3月は1グラムあたりの価格が160円前後だったから、約3倍まで高騰していることになる。

銀はスマートフォンや電気自動車、ソーラーパネルなど多くの工業製品に使用されており、熱や電気の伝導率といった性質とコストのバランスがよく、代替となる物質が存在しないため、需要が過熱しているほか、投資商品として注目されていることも要因としてあるようだ。

なぜ銀のことが気になったかというと、私は肌身離さずに銀を身に着けているからだ。といってもペンダントなどではなく、カフスボタンに加工された江戸時代の「一分銀」をワイシャツにいつも付けている。

買ったのはもう何十年も前になるから、どこで買ったのかは思い出せないが、海外の土産物店だったはずだ。日本の銀貨がカフスボタンに加工されて外国で販売されていることに妙な面白さを覚えた私は、国内ではずっと一分銀のカフスボタンを付けている。こうした遊び心に気付いてくれる人がいるとそこから会話も弾むので、悪くない買い物だったと思っている。

国会議場には帽子は持ち込めない

ちなみに、国会にはこうしたアクセサリーや時計類についての規定はない。どのようなものを身に着けようが、公序良俗に反しない限りは許されるはずだ。ただし、衆議院規則の第二百十三条には「議場に入る者は、帽子、外とう、えり巻、かさ、つえの類を着用又は携帯してはならない。但し、病気その他の理由によつて議長の許可を得たときは、この限りでない。」と記載があるため、帽子やマフラー、傘や杖などは健康上の理由がある場合を除き、議場に持って入ることができない。

(写真=時事通信フォト)

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