【鉄則2】「1食30g×3回」がベスト夜のドカ食いでは取り戻せない
夕食から朝食の空白が筋肉を壊しやすい時間
たんぱく質の摂取では、量だけでなく、タイミングもとても重要です。タイミングを間違えると、たんぱく質をいくら大量に摂っても、「筋肉や肌、髪が蘇らない」事態も起こりえます。
私たちの体内では、さまざまな器官で絶えず新陳代謝が行われています。主にたんぱく質でできている筋肉も、例外ではありません。筋肉組織では、筋肉を合成する「たんぱく同化」という作用と、筋肉を分解する「たんぱく異化」という作用が、同時進行しています。2つの作用のバランスが取れていれば、筋肉は減ることなく、新しく生まれ変わるというわけです。
上月正博(こうづき・まさひろ)東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長。日本腎臓リハビリテーション学会理事長、国際腎臓リハビリテーション学会理事長、日本リハビリテーション医学会副理事長、日本心臓リハビリテーション学会理事などを歴任。『食べてやせる! 若返る! 病気を防ぐ! たんぱく質・プロテイン医学部教授が教える最高のとり方大全』(文響社)など多数。
食事によって、たんぱく質が体内に豊富に供給されている状態であれば、たんぱく同化も活発に行われます。しかし、食事をしない時間が長くなればたんぱく質の供給量も減っていくので、たんぱく同化の作用は低下します。そうなると、バランスが崩れて、たんぱく異化の作用が相対的に優勢になり、筋肉が減る一方になってしまうのです。たんぱく質をコンスタントに摂らなければならない理由が、おわかりいただけたでしょう。
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(構成=野澤正毅 写真=本人提供)


