長引く不況の影響で、「地元・国立・安全」志向が一段と進んだ大学入試。東大合格は中高一貫伝統校の復活が鮮明になってきた。波乱模様の全国実力校の動向を探った。

開成30年連続トップ
「地元・国立・安全」志向へ

2011年の入試は、3年ぶりにセンター試験の平均点がアップすることから始まった。この結果、受験生は強気になり、人気の高い国公立大の志願者が3%増となった。一方、私立大は10年とほぼ同じ志願者数に落ち着いた。