中古EVなら割安で買える

そしてエネルギー費はエンジン車より圧倒的に安い。気になる電池寿命も実質航続距離200kmなら充放電回数800回分の三元系だって16万km。近所の移動手段として使う軽バンなら全く問題なし。

そうそう。家庭用の200V充電設備だけれど、近所の電気屋さんに頼めば工事費2万円前後+コンセント4000円といったイメージ。

中古EVを買うのもいいと思う。日産のSAKURAという軽乗用車や、先代のリーフであれば、コンディションの良い中古車が諸費用込み120万円くらいから店頭に並んでいる。驚くくらい良質の売り物も多く流通しており、簡単に探せることだろう。

少し贅沢に決めたいなら、メルセデスやBMW、アウディのEVも新車に限りなく近いコンディションで400万円台から探せる。輸入EVは人気がイマイチなぶん、安く買える。

嫌いなら無理に買わなくていい

さて。2050年のカーボンニュートラルの前に、我が国は「2035年に2013年比で60%の二酸化炭素削減」という国際協約をしている。達成出来なければ日本で二酸化炭素をたくさん出して作った輸出品に高額な関税を掛けられるなどペナルティを受ける。国がEVに補助金を出すのは、今からEVを増やしておかないと、電力が化石燃料由来から再生可能エネルギーに切り替わっても対応できないためである。

以上解説した内容を理解しておけば、EV知識としては100点である。ここまで読んで「ウチは集合住宅だから充電設備がない」とか「高い」「電気も化石燃料を使って作っている」と思う人は、EVなんか買わなくていい。無理にすすめているワケじゃありませんから。カーボンニュートラルの2050年まではガソリン車を売っている。ガソリン相場の荒波を楽しんで頂ければ、と思う。

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