旅行や出張で初めて訪れる土地。慣れない道での運転は、誰でも不安を感じるもの。地域によっては、独自の「運転文化」ともいえるご当地ルールが存在する。ご当地ルールが誕生した背景と、運転時に注意すべきポイントを解説する。

強引な割り込みに注意悪名高き「名古屋走り」

日本には地域特有の運転ルール「ご当地走り」があるのをご存じでしょうか。各地域でドライバーの皆さんが長年にわたって独自に根付かせてきたルールのことで、もっとも有名なのが愛知県の「名古屋走り」です。ご当地走りは、時に交通ルールを無視した危険な運転であり、警察もルール遵守を呼びかけています。他県の人が知らずに運転をすると、思わぬルールに驚くこともあるので注意が必要です。さっそく解説していきましょう。

ご当地走りの元祖「名古屋走り」は、黄信号で無理に交差点へ進入する、進路変更時にウインカーを出さない、強引な割り込み、という特徴が知られています。

日本には道幅100メートルを超える「100メートル道路」が3本ありますが、そのうち2本は名古屋市内にあります。ここでは片側4車線の端から端まで一気に3つの車線変更をする名古屋ナンバーの車をよく見かけます。本来、車線変更する際は3秒前にウインカーでの合図が必要です。3車線分を一気に変更することは合図不履行の違反になります。