住まいやお金など家族を守るための完璧な防御法はあるか。仕事や職場の揉め事に遭遇したときの対処法とは。よもやのトラブルから身を守るために法律の知恵を味方につけよう。
小学生が自転車事故で大ケガを負わせてしまった
2008年、当時11歳で小学5年生だった男の子が自転車で帰宅途中、歩行中の62歳の女性と正面衝突した事故が発生しました。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負って意識が戻らず、裁判では加害者の小学生に約9521万円の支払い命令が出ました(神戸地裁、2013年7月4日判決)。
賠償金の内容は、逸失利益、将来の介護費、慰謝料等の合計です。自転車事故で大きなケガを負わせた場合には、特に逸失利益と、将来の介護費の割合が大きくなります。
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