「住みたい街」から転落したワケ

現在、自由が丘は、住宅会社などが行う「住みたい街ランキング」では他の街の後塵を拝しています。似たような環境特性を持つ街、吉祥寺は相変わらずトップクラスの人気を誇るのに対して、自由が丘の低調ぶりは顕著です。

長谷工アーベストの「住みたい街(駅)ランキング」で、2003年、08年に1位でしたが、19年から現在までトップ10圏外が続いています。リクルートSUUMOの「首都圏 住みたい街ランキング2025」では30位です。一時期の人気はどうしてしまったのかという感じです。

人気下落の理由は、現地に実際に足を運んでみると実感します。

自由が丘は小さな路面店が軒を連ねていて、そこを散策しながらウインドーショッピングできる街というイメージがあります。確かにそのような区画が多いのは事実ですが、実際に暮らしてみると、道はさほど広くないのに街の中心部までバスや車が入れて、駅前のロータリー周辺は車をよけながら歩かないといけない。歩く際に注意が必要な街なのです。

また、今も東急大井町線の踏切が存在し、それを待たねば駅の北と南を行き来できないといったアクセスの悪さもあります。

踏切、車と歩行者が交錯する道路
筆者撮影
駅の南北をふさぐ踏切。