一日の食事回数は何回がいいのか。三食必要なほど働いている日本人はあまりいないという。医師の帯津良一さん、管理栄養士の幕内秀夫さんが書いた『なぜ粗食が体にいいのか』より紹介しよう――。

※本稿は、帯津良一、幕内秀夫『なぜ粗食が体にいいのか』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

朝食を食べる若い女性
写真=iStock.com/pain au chocolat
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パンの正体は「夜は食べられないもの」

パンの正体は簡単です。

朝は食べられても夜は食べられないもの、それがパンの正体です。なぜ夜には食べられないものを、朝には食べられるかというと、寝ぼけているからです。冗談でなく本当にそうなんです。おなかがすいていないから食べられるんです。

また、こうも言えるでしょう。朝食にパンが増えた原因は、夕食がなくなったことです。

夕食というのは、5時か6時にとる食事のことであって、9時、10時に食べるのは、夕食ではなく夜食です。夜遅くに食事をするから、朝起きたときおなかがすいていません。ご飯では重くて食べられないから、ふわふわのパンを食べるようになるんです。

ただし、パンというときには、大きさの9割が小麦粉でできている固いパンと、小麦粉が少ししか含まれていないふわふわの食パンとに、分けて考えなければいけません。食パンをぎゅっと握れば、ピンポン玉ほどの大きさにしかなりません。

だから、体を使って仕事をしている人、たとえば農業をやっている人などは、朝にはパンなんか食べていません。

でも、サラリーマンなどで、夜にお酒と一緒に遅い食事を食べている人などは、朝はご飯では重いでしょうね。そういう人は、パンにしないでお粥にすべきなのです。または抜いてしまうことです。そのほうが、まだいいくらいです。

ふわふわのパンというのは砂糖と油の入ったお菓子のようなものです。ケーキほどは甘くないでしょうが、それでも相当に甘いですから、3回続けて食べられません。

しかもパンはぱさついていますから、その上にジャム、マーガリン、バターなどの油や砂糖をまた塗るんです。それを総称して、「恥の上塗り」と言います。味噌を塗る人はいませんからね。要するにさらに砂糖を食べるわけです。