健康維持に最適な主食は何か。白米より玄米のほうが食物繊維などが豊富で栄養価が高いが、家庭で続けるには現実的ではないという。医師の帯津良一さん、管理栄養士の幕内秀夫さんが書いた『なぜ粗食が体にいいのか』より紹介しよう――。
※本稿は、帯津良一、幕内秀夫『なぜ粗食が体にいいのか』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
玄米の「健康効果以外」の一番の問題点
食生活改善のために提案したいのは、できれば未精製の米を食べていただきたいということです。つまり、なるべく丸ごと米を食べるということですね。
米にはさまざまな精米段階のものがあるわけです。参考のために言いますが、精米の度合いの低い順に並べると、「玄米」「三分づき米」「五分づき米」「七分づき米」「白米」となり、精米度が高いほど米の色が白くなります。
では、黒い順、つまり精米の度合いの低いものから順に、特徴を言います。
まず、玄米の特徴は、生活パターンをある程度変えなければいけないということです。炊く釜の問題もありますが、それより問題なのは、水に浸す時間が白米より長いということです。
白米なら前日の寝る直前にといで浸しておけばいいんですが、玄米をおいしく炊くには、寝る前では時間が短いんですね。玄米の場合、冬などは12時間ぐらいは浸さないとおいしくなりません。
それから玄米の場合、一番問題になるのは、家族でもめる可能性が極めて大きいということです。もし、家族がもめるぐらいだったら、白米のままでいいんです。
けんかをしては、けっしていい食事にはなりません。でも、できればもう少し精米度の低い、糠のついたご飯にしていただきたいということです。


