脳卒中が少ない岩手県・多い秋田県の「白米の差」

できれば、米に雑穀を入れて炊いたほうがいいんです。

書影
帯津良一、幕内秀夫『なぜ粗食が体にいいのか』(三笠書房)

これについては、秋田県と岩手県では、岩手のほうが脳卒中が少なかったという有名な話があります。

秋田県は白米を大量に食べられる地域ですが、岩手県は山が多いですから、ご飯をおなかいっぱい食べられませんでした。そこで、やむを得ず、菜っ葉を入れたり、豆を入れたり、アワやヒエを入れて食べていたんです。

すると、どちらの県も同じような塩分のとり方をしているのに、脳卒中の割合は岩手のほうが少なかったんです。

これは、白米単食と雑穀を米に合わせて食べることの差を表しています。栄養学的な浅知恵で言えば、雑穀類は、米より鉄分とかカルシウムの量がきわめて多いんです。だから、主食充実という意味では、ご飯に雑穀を入れるといいですね。

ちなみに、私のうちではどういうご飯を食べているかというと、米びつには玄米が入っていて、家庭用の精米機でその日によって精米の度合いを決めています。

たとえば、ふだんは三分か五分、人が来たときは七分という具合です。

夏は七分が多いんですが、暑いと白米でも重いと感じるときがありますから、そうしているんです。暑いときには玄米なんてとても食べられません。玄米で失敗する人は、大体、夏に嫌になってしまうんです。冬は、結構喜ぶんですけれどね。

うちではさらに、黒米、紫米、赤米を普通の米にほんの少量入れます。紫米だとキロ3500円もしますから、入れるのは一握りです。キビやアワなども入れています。アワやヒエなんて小さいから、入っていたってわからないんです。

これに比べれば、まだ麦飯のほうがむずかしいんです。

とにかく、主食は土台ですから、ぜひおカネをかけてください。

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