――「あの経験があったから、今の自分がある」と、自分で意味付けをするということですね。

荒木:そうですね。若い頃は、今やっていることが何につながるか分からなくてもいい。いきなり賢くなろうとしてはいけません。

後から振り返ったときに、当時は関係ないと思っていた経験同士が線でつながる瞬間がありますよね。バラバラだった点に自分なりの物語(ナラティブ)を見出し、意味を与えてあげる。この「回収する力」がある人は強いですよ。なぜなら、「以前もムダだと思っていたことが後で活きた」という成功体験があるから、新しい挑戦をするときも「今はムダに見えるけど、絶対後から意味を持つはずだ」という自信を持って、他人が行かない道を選べるようになるからです。