人脈は「受け身」ではなく「設計」する
実際、この方法で気づきを得たことがありました。次のキャリア選択として、国際機関に興味を持つようになり、自分の現状持っている人脈を分析してみると、国際機関の「ゲートキーパー」と呼べる知人がいたのです。
それまでは単なる元同僚として認識していましたが、改めて役割を整理することで「この人に相談すれば早い」と自然に行動の優先順位が見えてきます。
まずは「強い関係」の人たちに連絡を取り、次に「弱い関係」だけれど戦略的に意味のある人にアプローチするのです。ここで言う「強い関係」とは、年に一度でも、月に一度でも、あるいは週に一度でも、定期的に連絡を取り合っているかどうか。
悩みや迷いを率直に相談できるだけの信頼関係があるか。そして、困ったときに助けてもらった、もしくは互いに支え合った経験があるか。
これらの問いのうち、1つでも「はい」と答えられる相手であれば、その人はすでに「強い関係」にあると言えます。
いきなり重たいお願いをするのではなく、軽いコーヒーチャットをお願いする。たとえ短時間でも、直接会って話すことで、新しい情報やチャンスが自然に広がっていきます。
こうして気づいたのは、人脈とは「受け身で待つもの」ではなく「意識的に設計するもの」だということ。
しかもその第一歩は、誰か新しい人に会いに行くことではなく、自分の周りにすでにいる人を「戦略的に見直すこと」から始まります。


