適切なときに適切な場所にいること

ネアンデルタール人の研究で知られるクライブ・フィンレイソンは、生き残るために必要なのは「適切なときに適切な場所にいる」ことだといいました。その「適切さ」も、自分では選ぶことができません。

その適切さに恵まれることを「運がいい」というのです。彼が研究しているネアンデルタール人が絶滅し、僕たちホモ・サピエンスが生き残ったのも、運不運の結果でしかありません。

ほかの動物と違って、人間には強い自我や自意識があるので、どんな環境になっても「自分ががんばれば何とかなるはずだ」と思いたがります。たしかに、そういう局面も少なからずあるでしょう。