「根性がない」で切り捨ててしまわない
もちろん、これは極端な事例かもしれません。しかし、上の世代からは「根性がない」と見えてしまう彼らの「繊細さ」こそが、現代の若手の価値観や行動原理を理解する上で、極めて重要なキーワードとなるのです。
リーダーという立場は、メンバーの間違いを指摘すること。ときに厳しい評価を伝えるといった精神的な負荷が高い役割の連続です。見方によっては、その1つひとつの言動が相手を傷つけ、モチベーションを奪う凶器になり得ます。
今の若手はその難しさを敏感に察知しているのです。繊細な感受性を持つ彼らが、そうしたストレスの多い役割を積極的に引き受けたいと思えないのは、むしろ自然なことと言えるでしょう。
いわゆるZ世代も含めた現代の若手は、決して意欲がないわけではありません。リーダーシップに対する価値観そのものが、上の世代とは根本的に異なっているのです。まずはそうした事実をリーダーが受け止めることから、新しい時代のチームづくりは始まるのかもしれません。


