最下位に転落した「元経済大国」

加えて、日本の国際競争力の低下は、数字が冷徹に物語っている。

2024年、IMD(国際経営開発研究所)が毎年発表している世界競争力ランキングで、日本は過去最低の38位(※3)となった。1989年の調査開始から1992年まで1位を維持していた国が、30年あまりの間にここまで順位を落としたのである。

さらに深刻なのは、G7における一人当たりGDPの順位だ。2000年、日本の一人当たりGDPはG7で第1位だった。しかし2024年には、同じG7のなかで最下位に転落している。