職場での相談事や頼み事は、どう対応するといいか。『なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣』(明日香出版社)著者でカウンセラーの藤本梨恵子さんは「『5分だけいい?」を断れない人ほど、評価されない雑務が増え、集中力が奪われ、脳のパフォーマンスまで低下する。自己犠牲型から脱却し、周囲から好かれながら成果を出す方法がある」という――。
掌を前に掲げるビジネスマン
写真=iStock.com/blackred
※写真はイメージです

「5分だけ」が、あなたの成果を奪っている

「5分だけいい?」

職場でこう声をかけられたとき、あなたはすぐに応じていないでしょうか。

本当は締め切りが迫っている。

今は集中して進めたい仕事がある。

けれど、「断ったら冷たいと思われるかもしれない」「感じが悪いと思われたくない」と考え、つい笑顔で対応してしまう。

その結果、5分のはずが15分、30分になる。

自分の仕事は後回しになり、集中は途切れ、気づけば残業で取り返すことになります。

このような働き方は、単なる「性格の問題」ではありません。

収入、評価、集中力、そして心身の疲労にまで影響する可能性があります。

優しいことは、もちろん悪いことではありません。

しかし、優しさに境界線がないと、職場では「信頼される人」ではなく、「都合よく頼まれる人」になってしまうことがあります。