一歩踏み込んだ回答を引き出す方法

たとえば、まだまだコロナ禍が騒がれていた2022年、『銃・病原菌・鉄』(草思社)などで知られるカリフォルニア大学ロサンゼルス校のジャレド・ダイアモンド教授にインタビューをした。テーマは「国家の危機」だ。

ご存じの方も多いかもしれないが、彼は多くの作品を世に送り出しており、しかもどの著作も等しく長い。当然、英語の原著をじっくり読んでいたら、あっという間に取材当日になってしまう。

そこで、話題となっている著作、そして最新作には目を通しておいた。せめて、それらの概要や主張、あらすじのポイントくらいは把握しておかないと、相手に足元を見られてしまうのは、火を見るより明らかだったからだ。