右派と左派の情報をめぐる共通性

松谷 満『「右派市民」と日本政治 愛国・排外・反リベラルの論理』(朝日新書)
松谷 満『「右派市民」と日本政治 愛国・排外・反リベラルの論理』(朝日新書)

こうして結果を示してしまえば、当たり前のように思えるのですが、右派市民も左派市民も政治や社会の問題に少なくない関心がある人たちです。

だから自分で勉強したり、より詳しい情報を集めたりしようと、ネットメディアや活字メディアを駆使するのです。テレビは平均的な視聴者に向けて当たり障りのない情報を発信するメディアですから、そうした人たちの役には立ちません。せいぜい批判の対象になるくらいのものです。

説明の端々で特定の因果関係を想定したような書き方をしてしまっていますが、これは私にとって妥当と思える解釈を優先的に示しているだけです。繰り返しになりますが、因果関係が明確に特定されているわけではありません。その点はよくよくご注意いただきたいと思います。

*1 田中辰雄・浜屋敏『ネットは社会を分断しない』角川新書、2019年。谷原つかさ『「ネット世論」の社会学 データ分析が解き明かす「偏り」の正体』NHK出版新書、2024年。辻大介編『ネット社会と民主主義 「分断」問題を調査データから検証する』有斐閣、2021年

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