「知の力」が、いざというときの自分を助けてくれる
軸の「太さ」も人によって違います。多くのことを学んで太い思考軸を持っている人ほど、幅の広い考え方ができるでしょう。そして太い思考軸は、生きていく上で常に指針を与えてくれます。
別の言葉でいえば、それは「知の力」にほかなりません。フランシス・ベーコンは“knowledge is power(知識は力である)”と述べました。ジョージ・オーウェルのディストピア小説『一九八四年』の中で政府は、“ignorance is strength(無知が力である)”をスローガンとしています。
ときに逆境に遭遇する人生には、気力、体力、精神力などさまざまな「力」が必要ですが、いちばん重要なのは「知の力」だと僕は思います。
実際、病気で倒れてから復活するまでのあいだも、それまで多くの本から学んだ知識や考え方が大いに役立ちました。
もう自分の足では歩けないと知ったとき、僕は少しも落ち込みませんでしたが、それは気力や精神力によるものではなく、「知の力」が僕を支えてくれたからなのです。


