地位もカネもある「しごでき中年男性」の成婚が難しい
「仕事の成功」が婚活の足を引っ張る――。こんな皮肉な現象が、今、婚活市場で起きています。複数の結婚相談所の仲人に話を聞いたところ、異口同音にこう語ります。
「今、成婚が最も難しいとされているのは、経済力も社会的地位も手に入れた40代の『仕事ができる男性』なんです」
彼らはビジネスの世界で長年、自らの市場価値を熟知し、需要と供給のバランスを読み解いてきたはずです。にもかかわらず、キャリアの円熟期を迎えた彼らに、どうしてこのようなことが起きてしまうのでしょうか。
「自分は選ぶ側だ」という上から目線が抜けない
最大の要因は、婚活市場における自らの「市場価値の経年劣化」に驚くほど疎いことにあります。ここでいう「経年劣化」とは、単なる見た目の衰えではありません。最近の40代、50代は若々しく、見た目が実年齢より10歳以上若いと感じさせる人も多いでしょう。しかし、「見た目年齢」と「実年齢」は全くの別物です。
背景にあるのは、仕事での成功体験をそのまま婚活に持ち込み、「自分は選ぶ側の人間である」という万能感をアップデートできていない点です。そのため、自分より10歳以上年下の女性にアプローチすることに、微塵の違和感も抱きません。
婚活業界では近年、中高年男性が極端に年下の女性へ執拗にアプローチする振る舞いが「おじアタック」と呼ばれています。仕事ができる男性ほど、自分がその当事者であるという自覚が薄い傾向が見受けられます。

