仕事に集中できないときはどうすればいいか。資産10億円を築いた実業家で投資YouTuberの上岡正明さんは「頭の中がモヤモヤしているときは、超短時間の運動がおすすめ。心拍数を上げることで脳の切り替えスイッチが機能し、パフォーマンスを上げることができる」という――。

※本稿は、上岡正明『人生が劇的に変わる 「1分」の使い方』(朝日新聞出版)の一部を再編集したものです。

ストレスを抱えたビジネスマン
写真=iStock.com/supawat bursuk
※写真はイメージです

脳の「切り替えスイッチ」をオンにする

「前の会議のイライラを引きずったまま、次の資料作成に入ってしまった……」「頭がボーッとして、新しいタスクになかなか着手できない……」

そんな経験、あなたにもありませんか? これは、あなたの集中力が低いからではありません。脳の「切り替えスイッチ」が錆びついているだけです。

多くのビジネスパーソンが、タスクの切り替えを「意志の力」でやろうとします。「よし、次はこれだ!」と気合を入れる。しかし、脳科学的に見て、これは非効率極まりないといえます。脳は、直前の感情や思考の残像を、しばらく引きずり続ける性質があるからです。

そこで私が提案したいのが、「運動による、強制的な前後際断」です。前後際断とは、「過去と未来を断ち切り、今この瞬間に没入する」という禅の境地。これを、坐禅を組まずに、たった1分のアクションで実現する方法があります。それが、「心拍数を上げる」ことです。

心拍数を上げて「脳を再起動」する

タスクとタスクの間に、1分間だけ、全力でスクワットをしてみてください。あるいは、その場でジャンプでもいい。息が少し上がるくらいの運動を挟むのです。

すると、何が起きるか。強制的に血流が巡り、脳内に「エンドルフィン」や「セロトニン」といった神経伝達物質が放出されます。これらは、前のタスクで蓄積したストレスホルモン(コルチゾール)を洗い流し、あなたの感情をポジティブに上書きしてくれます。

PCがフリーズした時、あなたはどうしますか? キーボードを叩き続けるのではなく、一度電源を落として再起動しますよね。運動とは、あなたの脳に対する「物理的な再起動(リセット)」なのです。