「結婚したあとの未来」から逆算せよ

多くの人は、「結婚できるかどうか」に意識を奪われがちなところがある。

でも結婚はゴールではなく、スタートにすぎない。

愛する人と結婚すれば、その先に「子どもがほしい」と思う可能性は高いし、そもそも「子どもがほしいから結婚する」という人も多い。

それなのに、独身のうちは、この“母親リミット”の存在が見えにくい。「結婚さえすれば子どもは自然にできる」と信じてしまい、後で地獄を見る人が本当に多いのだ。

確かに、すぐに妊娠ができるラッキーな夫婦もいるよ?

でも、ここで壁にぶつかるカップルも少なくない。「何歳でも、子どもは自然に授かることができる」と思っていた人ほど、不妊治療の現実に直面して絶望することになる。

だから、もしあなたが子どもを望むなら……結婚の限界リミットである35歳よりも、さらに数年早く動くのが安パイのはずなの。

私も経験したからわかっているけど、「今回も、またダメだった」を繰り返すことの苦しみは、想像を絶する暗い戦いだよ。出口の見えないトンネルの中を、一縷の希望を信じて、ひたすら突き進まなければならない。

結婚のリミットより早い「母親」の賞味期限

不妊治療が保険適用になったとはいえ、お金は十万単位でみるみる溶けていくのに、いつまでやればいいのかもわからない。

体力的にも精神的にもストレスフルだけど、それでも、「子どもがほしい」を叶えるためには絶対に逃げられない戦い。努力ではどうしようもない運命に立ち向かい続けるのは、並大抵のメンタルでは、なかなかにキツいと思う。

そんな重要なことなのに、そうしたシビアな現実があり得るということは、学校でも教えてくれない。

「妊娠の可能性があるから、コンドームをしなさい!」ってことは口を酸っぱくして言われるが、「女性の体には妊娠のリミットがあるし、子どもは簡単にできるものじゃないよ?」という声は、世の中的には封じられている。

それでも体はポリコレに合わせて変わってくれないし、時間は不可逆なので、気づいたときには取り返しがつかなくなっている。そして苦労するのは、他でもないあなただ。

結婚リミットと母親リミット。

この2つは似ているようでまったく違う。

赤ちゃんを抱っこするお母さんとお父さん
写真=iStock.com/maroke
※写真はイメージです

だから私は、ここでもあえて言いたい。

「母親」の賞味期限は、結婚のリミットよりもっと早い。

この現実を知らずに「婚活はいつかでいい」と思っていると、未来の自分を容赦なく追い詰めることになってしまうよ。