長生きするにはどんな食事をとるといいか。医師の帯津良一さんは「私の肝臓はγ-GPTは3ケタと基準を大きく上回る数値だったが、病院の栄養科の科長さんがあるとき作ってくれた出し汁を飲み出すと、その後検査数値に異変が起き2ケタになった」という――。

※本稿は、帯津良一『やり残したことは、死んでからやればいい』(廣済堂出版)の一部を再編集したものです。

ビールの入ったジョッキを持つ手
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「高値安定」の肝臓の検査数値に異変

私は肝臓の検査数値は最悪で、定期健診ではγ-GPTは3ケタでした。男性で50以下が基準です。それが3ケタですから、「お酒の飲み過ぎです。禁酒しなさい」と普通は言われてしまいます。

しかし、私の場合は、何十年も前から数値は高かったですし、高いからといって体調に問題があったわけではありませんでした。だから、「高値安定だ」と笑って過ごしてきました。もちろん、お酒を控えることもしません。

その高値安定の検査数値が2ケタになりました。

特別なことは何もしていません。毎日飲むお酒の量も減っていません。食べ物も大きく変えた覚えはありません。

「どうしてだろう?」

不思議でたまりませんでした。

あるとき、ふっと思い当たることに出くわしました。

昆布です。

だいたい夕方の6時半ごろですが、診療が終わると病院の食堂へ行き、晩酌で一日の疲れを癒します。私は湯豆腐が大好きで、病院の栄養科の科長さん(女性です)が私のために毎日のように作ってくれます。