「難しい本」とは、一体どんな本でしょうか。

難しい本には大きく2つの特徴があると私は考えます。ひとつは「専門性が高い」こと。専門知識がないにもかかわらず、本格的な専門書や古い文章で書かれた原典を読もうとしても、理解できずに「難しい」と感じるのは当然です。そうした場合は、中堅から若手の学者が書いている、新書をはじめとした入門書から読むことをお勧めします。

哲学者・作家 千葉雅也 Masaya Chiba 1978年、栃木県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。2019年、『デッドライン』で野間文芸新人賞、23年『現代思想入門』で新書大賞受賞。著書多数。
哲学者・作家
千葉雅也 Masaya Chiba
1978年、栃木県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。2019年、『デッドライン』で野間文芸新人賞、23年『現代思想入門』で新書大賞受賞。著書多数。

もうひとつの特徴は「答えを簡単に決めつけていない」ことです。

(構成=川口昌人)
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