健康的にお酒を楽しむには、どんなことに注意すればいいのか。肝臓専門医の浅部伸一さんは「お酒を飲まない“休肝日”は特に必要ない。重要なのは頻度よりも飲む総量だ」という――。(第2回)

※本稿は浅部伸一『健康長寿の人が毎日やっている肝臓にいいこと』(自由国民社)の一部を再編集したものです。

居酒屋で乾杯する男女
写真=iStock.com/kuppa_rock
※写真はイメージです

お腹が出てきた人は脂肪肝に要注意

皆さんはいま、どのような食習慣をお持ちでしょうか。若い頃と同じような食事であれば、ちょっと注意が必要です。

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お腹いっぱいのご飯や早食い、丼メニュー、飲み会の最後の〆のラーメン、偏った食事、アルコールの多飲、夜遅い食事、ビタミン・ミネラル・食物繊維の不足、朝ご飯・昼食の欠食……。これらは、「将来的に脳卒中や心筋梗塞が起こりやすくなる食習慣」です。すでに次のようなサインが出ているかもしれません。

・昔と同じように食べているのに太ってきた
・お腹が出てきた
・体重はそれほど変わらないのに、以前着ていた服が着られなくなった
・疲れやすくなった

これらは、「このままでは生活習慣病になるから気をつけて!」という体からのメッセージ。無視してはいけません。お腹周りが大きくなったのは、内臓脂肪が増えて脂肪肝になっているというサインです。

本稿では、肝臓から脂肪を落とすための「肝臓痩せ」の食習慣をお伝えします。肝臓痩せ食習慣は、脂肪肝を予防・改善するだけでなく、コレステロール値が高い人や糖尿病とその予備軍、高血圧症など、生活習慣病にかかわるすべての人に効果を発揮する食習慣です。