年齢を重ねても、日常生活の活動レベルを維持するにはどうすればいいか。医師の和田秀樹さんは「40代くらいまでの高血圧や糖尿病の人は、血圧や血糖値を下げたほうがいいが、若い人と比べて高齢者の場合は、低血圧や低血糖の害のほうが大きくなる。歳をとると血管の壁が分厚くなるので、血圧や血糖値を一定より下げてしまうと、頭がぼうっとしてしまうことが多くある。また、薬の副作用による意識障害も起こり得る」という――。

※本稿は、和田秀樹『60歳からこそ人生の本番 永遠の若さを手に入れる恋活入門』(二見書房)の一部を再編集したものです。

薬を飲む人の手
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歳をとると性欲がなくなる3つの理由

男性の性欲がなくなる理由には、大きく3つあります。

1 ホルモンバランスの変化
2 ストレス
3 持病と、服用している薬の影響

これを1つずつ解説していきましょう。

1 ホルモンバランスの変化

性的な欲求とは、肌と肌を触れあわせたい欲求、手を握りたい、ハグしたい/されたいといった、肉体的・精神的な欲望です。

精子も卵子も若く、子づくりできる年齢であれば、生殖行為としての目的が大きく占めますが、動物と違って人間は、生殖のみを目的にセックスをおこなうわけではありません。

歳をとったら、むしろ肉体的・精神的な快楽を得る目的以上に、スキンシップや愛情表現の比重が大きくなってくるものです。

こうしたボディタッチによって、愛情に関わるホルモン、オキシトシンの働きが高まります。一緒に食事をしたり、一緒になにかの活動をしたりすることでも、分泌が促進されることがわかっています。

男性は、20代をピークにテストステロンの分泌が徐々に低下していきます。気がつかないうちに性的な欲求が低下しているのです。