毎日元気で過ごすために、適切な睡眠時間はどのくらいか。医師の和田秀樹さんは「自分に合った適切な睡眠時間を見つけるには、『実験』することだ。『目覚めたら、まだ朝4時だった』『二度寝できない』という方も、もしかしたら今の睡眠時間が、もっとも適切なのかもしれない。1つくらい新しい出会いや発見があれば御の字、と思えれば、人生が楽しくなる」という――。

※本稿は、和田秀樹『60歳からこそ人生の本番 永遠の若さを手に入れる恋活入門』(二見書房)の一部を再編集したものです。

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テストステロンをしっかり分泌させる睡眠方法

質の高い睡眠は、テストステロンの生成と分泌に重要な役割を果たします。質の高い睡眠とは、寝床についてからあまり時間をかけすぎずに入眠でき、途中で覚醒することが少なく、熟睡感がある睡眠です。

このような睡眠が得られると、朝は気持ちよくすっきりと目覚め、日中も眠気や疲労感がなく活動的に生活できるようになります。つまり「眠活で恋活力を高める」のです。

図表1にある、睡眠レベルが深い「ノンレム睡眠」のあいだに、テストステロンは分泌されます。

ノンレム睡眠時には、成長ホルモンも分泌されます。成長ホルモンは、コラーゲンやヒアルロン酸など、皮膚のハリや、うるおいを保つ成分の生成に関わっています。

年齢とともに肌の細胞を再生させる「ターンオーバー」の周期は長くなり、20代では約18日、60代以降では100日前後となります。

傷の治りが遅くなったりするほか、シワ、たるみ、くすみは老化の表れです。質の高い睡眠が、紫外線などのダメージから肌を回復させ、ターンオーバーを促進します。

睡眠時間が6時間未満になると、テストステロンレベルが著しく低下する可能性があります。

テストステロンをしっかり分泌させるポイントは、就寝時間と起床時間を一定に保つことです。できれば同じ時間に寝床に入り、同じ時間に起きるように、生活リズムを整えましょう。