活力の維持に効果的な食べ物は何か。医師の和田秀樹さんは「肌や髪のツヤを維持できる男性ホルモンを増やすためにはコレステロールが必要だ。もう一つ、重要な栄養素があり、これが不足すると味覚障害や貧血だけでなく、抜け毛、免疫力低下、そして認知機能の低下まで招く」という――。
※本稿は、和田秀樹『65歳からは戦略的ちょいデブ』(青春出版社)の一部を再編集したものです。
年齢を重ねてもツヤを失わない方法
「会社を辞めてから、急に家でゴロゴロするようになった」
「最近、家から出るのがおっくうだ」
シニアの男性がこのようになってしまうのは、実は性格の問題でも老化のせいでもなく、多くの場合「男性ホルモン(テストステロン)」の減少が原因です。
60代をすぎて、70代になると男性ホルモンの減少は顕著になります。テストステロンは性機能だけでなく筋肉の維持、記憶力、そして社会的な意欲、冒険心、公共性などを司る、いわば「男の活力の源」です。
これが枯渇すると人づき合いが面倒になり、他人への関心が薄れ、結果として家の中に閉じこもるようになります。
女性の場合、60代、70代になっても友達同士でランチに行き、新しい習い事を始め、実に生き生きとしている姿をよく見かけます。
女性は閉経後に女性ホルモンが減る一方で、男性ホルモンの絶対量が少し増えることがわかっています。その結果、活動的で社交的になり、外に出ていくエネルギーがわいてくるのです。
スポーツクラブがシニア女性であふれているのに対して、男性が家でしょぼくれている。この残酷なコントラストは、まさにホルモンバランスの仕業です。

