高齢者におすすめのコンビニ食材は何か。医師の和田秀樹さんは「多品目の食材が使われているお弁当は、家庭でイチからつくるより効率よく栄養がとれる。レジ横のホットスナックも悪くないが、ひとつ上の活用をするなら、お弁当に『ちょい足し』をして、たんぱく質を強化するといい」という――。

※本稿は、和田秀樹『65歳からは戦略的ちょいデブ』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

コンビニおにぎりとサラダ
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朝・昼・夜で食べ方のバランスを変える

適正体重を維持し続けるためには、食事の回数やタイミングにも気をつける必要があります。私が提案するのは「朝と昼は攻めて、夜は守る」スタイルです。

私たちの臓器には、それぞれ活発に動く時間帯があります。栄養を代謝し、たんぱく質を筋肉などにつくり変える工場である肝臓が最も元気に働くのは、朝から昼の14時くらいまでといわれています。

つまり、この「肝臓のゴールデンタイム」に合わせて、肉や魚などのたんぱく質をガッツリと投入するのが、最も効率のいい体のつくり方なのです。

朝からステーキやカツ丼を食べてもいいですし、昼の定食で生姜焼きを頼んでもいい。この時間帯に食べたものはしっかり血肉となり、活動のエネルギーとして消費されますから、無駄な脂肪として残りすぎる心配もありません。

逆に、夜遅い時間は肝臓も休息モードに入ります。ここで重たい食事を詰め込むと内臓に負担がかかり、睡眠の質も下がってしまいます。夜は少し軽めにすませるか、お酒を楽しむ時間にあてるのが賢い食べ方です。

「朝は王様のように、昼は貴族のように、夜は貧者のように食べよ」という古い格言がありますが、65歳からの体づくりにおいては、「朝と昼は戦士のように、夜は貴族のように」食べるくらいがちょうどいいバランスです。