本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2023年8月14日レター)

――高品質・高価格ながら販路が限られる産業用(BtoB)の商品を一般消費者向け(BtoC)に転用し、売り上げの急拡大を図る。そんな時、どこに気を付ければいいでしょうか。

【堀】BtoBとBtoCでは、同じような商品でも価格帯が異なります。ごく大雑把に言うと、パソコンや携帯電話用カメラ(民生用)のレンズが5000円とすれば、テレビ局が使うカメラ(産業用)のレンズは5万円、戦闘機用カメラ(軍事用)のレンズは50万円ということです。ほぼ同じ性能のものでも、これほど価格が違います。

(構成=今井道子)