「肌トラブル」が起きる原因

さらに角質層細胞のすき間を埋めるように「細胞間脂質」が存在しています。そして、皮膚の最も外側には「皮脂膜(皮膜層)」が形成され、角層の水分の蒸発を防いでいるのです。

これらコーニファイドエンベローブ、NMF、細胞間脂質、皮脂膜の4つの要素によって肌の水分量が保たれているのです。

したがって、そのどれか1つの機能が障害を受けても皮膚から水分が失われ、皮膚から水分がわれた結果、お肌のトラブルが生じるのです。

水分補給で肌トラブルは防げる

肌に含まれる20~30%の水分量を維持することで肌トラブルを防ぐことができます。

写真=iStock.com/Liudmila Chernetska
水分補給で肌トラブルは防げる(※写真はイメージです)

水分量を維持するためには、からだの外側と内側からの適切な水分補給が必要になります。

①外側からの水分補給(保水)

化粧水や水分を噴霧する保湿ケアで肌の水分を補うことが大切です。肌の保水力を外側からサポートすることで、うるおいのある肌へと導けます。

肌の水分量が不足している場合、皮脂も不足している可能性があるため、乳液やクリームで脂分を補うこともよいでしょう。