「してはいけない」と自覚すれば慣れていく
ご参考までに、行為者が⑤の「自制ができない」〔=話してもムダな相手〕である場合は、(もともと上司や周囲の人は、そのことを知っているものですが、)薬(=カウンセリングの効果)が長続きしにくいため、定期的な面談が必要になりがちです。
②~④のタイプの人たちは、どうすれば音を立てずに麺類を食べられるか。すなわち、スイッチが入りそうなときに、どうやってパワハラ行為を自制するかは、おおよそ自分でわかってはいるものです。
音を立てずに食べることと同様に、それまで試したことがなかったり、思うように上手くできない。そんなことはあるかもしれませんが、「してはいけない」と自覚できれば、次第に慣れていくことが期待できるものです。
次回は、「パワハラ行為者たちが考えていることの共通点」、「彼らの性格における共通点」について考察したいと思います。