メモ・一覧表を作成すると○
人間の記憶はあやふやなものです。経費計上を忘れてしまいそうなものは、あらかじめメモや一覧表にしておくことをおすすめします。
実際、税理士もミスや計上漏れを防ぐために、お客様ごとに必要な情報や書類、特殊事項をメモにまとめています。
必要な書類の一覧も作成しておくと、確定申告時の負担を軽減できます。
税務署は教えてくれない
「経費の計上を忘れた場合どうなるのか」という質問を受けることがあります。
結論から言いますと、どうしようもありません。
税務署が経費の漏れをわざわざ指摘してくれることはありません。
ただ、一度確定申告をした後でも、計上漏れに気づいた場合、「更正の請求」をすることができます。
また、本来払うべき税額より少なく申告していた場合は「修正申告」をする必要があります。
確定申告の提出期限内なら、申告書を再提出すれば、新しい日付の申告書のほうが正式なものとみなされます。
申告の提出期限を過ぎると手間がかかるので、申告書はしっかり見直してから提出しましょう。提出がギリギリになる方ほど計上漏れが多い傾向があります。