4年落ちの中古車がちょうどいい理由

新車を購入し6年かけて経費に計上した場合、中古車より長期間にわたって経費にできるというメリットがあります。

ただ4年落ちの中古車なら、図表1のように2年で経費計上できるので、たまたま利益が上がった年に急遽きゅうきょ節税を考える場合、活用しやすい方法となります。

そのかわり償却はすぐ終わってしまいます。

4年落ちの中古車なら、比較的新しいので、中古車としてそれほど値段が落ちていないタイミングで、2年で償却できます。

高級車を4年落ちの中古車で買えば、もともとの車体価格が高いため、より節税効果が高くなります。

節税したいなら新車より「4年落ちの中古車」を買ったほうがいい
写真=iStock.com/Ole_CNX
節税したいなら新車より「4年落ちの中古車」を買ったほうがいい(※写真はイメージです)

注意点としては、購入した車を経費計上する場合、仕事で使用している必要があります。

仕事での使用頻度が少ない場合、経費として認められないことがあるので要注意です。

買うタイミングが重要

減価償却可能な固定資産を購入して節税をはかる場合、買うタイミングが重要です。

減価償却は、購入して事業に使い始めた日が基準の日となります。

たとえば、7月頭に購入して7月1日から使いはじめた場合、7月~12月の6カ月分を経費に計上できます(図表2)。