3年から5年で所属部署を変えるのが望ましい

会社にとっても個人にとっても、転職することは悪いことではありません。人が辞めることで新しい人が入ってくる。もちろん、事業内容にもよるでしょうが、新しい人が常にいる環境が我々エンタメの分野では重要です。

木谷高明『すべてのジャンルはマニアが潰す 会社を2度上場させた規格外の哲学』(ホビージャパン)

ただ、経営の側から言うと、いつでも都合よく人が入れ替わるわけではありません。ではその新しい環境を保ち続けるためにはどうすればいいか。社員の異動はそのためにあります。

社員の所属部署は3年から5年の間で変えるのが望ましいでしょう。もちろん経理とか法務などの専門職であれば長めに在籍したほうがいい場合もあります。IPのプロジェクトもひとつのプロジェクトに最初から関わるなら3年から4年はやらないとダメです。

ブシロードの例を見ると、カードゲームの開発は長く在籍する人が多いですね。営業的な仕事であれば、ブシロードとブシロードのグループ会社の人間を定期的に入れ替えるような大掛かりな異動をやってもいいと思っています。

5年間やってきたことを「さらに面白くしよう」とはならない

特に同じ部署に5年以上在籍している人はピックアップして異動してもらうようにしています。「5年間、同じことをやってるからもっと面白くしたいな」という発想にはなかなかならないものです。それを変えられる人であればいいですが、自ら今やっていることを、そこからさらに面白くできる人間は少数です。なので、ある程度こちらから環境を変化させてあげたほうが本人のためにもいいのです。

マンネリをなくすために異動はある。異動が決まった人は「また刺激に満ちた毎日が始まる」とプラスにとらえて楽しめば、人生はより楽しくなるはずです。

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