陰口は絶対に許さない姿勢を

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ジョーダンは「陰口はきわめて有害だ」と言い、陰口を言わないという方針をチーム全体に徹底させるよう勧める。チームの同僚に問題を感じているなら、仮にそれが上司であっても、直接話すべきだと説き聞かせよう。

自分はメンバーの声に耳を傾ける用意があり、どんな問題にも対処するつもりであるとはっきり伝えよう。問題がチーム全体に関わるものである場合には、「リーダーはメンバーに意見を述べる機会を与える必要がある」とジョーダンは言う。これは全体のミーティングで行ってもよいし、メンバーが話しにくいと思う場合には一対一のミーティングで行ってもよい。

他の方法として、アンケートをとってもよいし、外部の人間を連れてきてリーダーの代わりに情報を集めさせてもよい。とにかくメンバーからのインプットを求めるという行為自体が重要なのだ。これによってメンバーは不満を表明できるし、将来の反乱を防ぐために必要な率直なコミュニケーションの回路をつくることができる。

チームがとくに反抗的だったり憤慨したりしている場合には、リーダーは単独で問題を解決できないかもしれない。

その場合は、調停者(外部のコーチ、もしくは会社の別の部署にいる無関係な人間)を見つけて、問題を表に引き出し、解決策について話し合う手助けをしてもらおう。これはリーダーが自分のスタイルや手法がなぜチームに対して有効ではないのかを理解する助けになることがある。この方法が失敗した場合には、リーダーはその座を降りる必要があるかもしれない。

もしくは、アンコナが言うように「リーダーと目の前の仕事とがミスマッチになっている場合には、チームを解体する必要があるかもしれない」。ジョーダンはこう補足する。「メンバーの不満の原因をリーダーが解消できない場合には、もしかしたら彼らはそこにいるべき人間ではないのかもしれない」。

(翻訳=ディプロマット)
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