現時点で最強の写真データシステム

では、資料用の写真については、どうしたらよいでしょうか? 何の手がかりもなしに、すべての写真を対象にして捜索をするのは大変な作業です。そこで、つぎのようにして、写真のインデックスファイルを作ることにします。

グーグルフォトでは、正確な日付さえ分かれば、目的の写真を容易に引き出せます。つまり日付は、写真の検索における最も重要なキーなのです。

このキーを「超」メモ帳に残すことで、強力な写真検索システムを構築できます。以下は構築法です。

まず、現在グーグルフォトに保存されている写真について、「インデックス」を作成します。これは、写真の日付とキーワードです。例えば、運転免許証の写真であれば、「2018年11月20日免許証」などとします。

インデックスの作成は、すべての写真について行う必要はなく、将来参照する可能性が高い写真だけについて行います。私の場合、保険証、免許証、車検証、旅行、庭の花、新聞・雑誌等に掲載されたインタビュー記事、その他の重要な新聞記事の写真などが、そうしたものです。

同種類のカテゴリーの写真と考えられるもののインデックスは、1つのファイルに記載します。このファイルのことを「インデックスファイル」と呼ぶことにします。

このようなファイルを作っておけば、キーワードを検索することによって、求める写真のインデックスを見いだせます。例えば、「免許証」というキーワードで「超」メモ帳を検索することによって、「2018年11月20日免許証」というインデックスを引き出せます。すると、その写真の日付「2018年11月20日」が分かるので、グーグルフォトからその写真はすぐに引き出せることになります。

インデックス作成は音声入力で

インデックスファイル作成の作業には、PCに写真を映し出し、音声入力をスマートフォンで用いてメモを取ります。非常に簡単にリストができます。ストックしてある写真の量によって違うでしょうが、普通は、1時間もあればできると思います。

このようにして、写真を(間接的な方法で)検索できることになります。この仕組みによって必要な写真を簡単に検索できると分かったので、今後、メモのために写真を撮影することが増えるでしょう。

将来は画像認識能力が発達して、写真をただ蓄積しておくだけで、AIが直接に目的の写真を取り出してくれるでしょう。しかし、そうした技術を一般の人々が使えるのは、かなり将来のことになるのではないでしょうか?

現在では、ここで提案した方法が、最強の写真検索法だと言えます。