グーグルドライブの容量の空け方

グーグルフォトに格納する場合、グーグルドライブの容量が問題となりえます。無料サービスでは15GBの制限があるので、写真が容量を消費してしまうことは避けたいものです。幸いなことに、グーグルフォトでは、つぎの操作によって、写真の容量をゼロにできます。

野口悠紀雄『「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す』(KADOKAWA)

ウェブブラウザでグーグルフォトを開き、左上の三本線マークから「設定」で「容量解放」を選び、「圧縮」を選択します(なお、圧縮した画像は元に戻せません。また、この処理に長時間が必要です)。ドライブの記録を見て写真がゼロになっているのを見ると安心します。

なお、グーグルドライブは、Gメールともシェアして使っており、長く使っていると、それによって容量がいっぱいになります。

グーグルフォトには、きわめて大量の写真が蓄積されていきます。すると、目的の写真を見いだすのが次第に困難になっていきます。

グーグルフォトでは、画像認識技術を利用して、人物については、人物ごとにアルバムに分類してくれます。したがって、家族の写真などをアルバムにまとめるためには使えるでしょう。

検索方法は多彩だがデータを引き出すにはまだ不便

また、グーグルフォトは、写真を検索してくれます。例えば、「花」と指定すると花の写真を、「クレマチス」とか「バラ」とか「桜」と指定すると、それらの花だけを引き出してくれます。

グーグルフォトの検索方法は多彩です。撮影地で検索してくれますし、「新聞」「名刺」「領収書」「本」「QR」「スマートフォン」などの検索語に対しても検索してくれます。この機能は、ある程度は役に立ちます。

とくに、新聞については便利です。ただし、保存してある新聞の写真のすべてを取り出してくれるわけではありません。また、新聞に印刷されている文字は見てくれないようです。私が試した限りでは、「日本」という言葉には反応しましたが、それ以外はだめでした。したがって、資料やデータを引き出すという観点からすると、現在の検索機能は、あまり役に立ちません。

グーグルフォトの写真検索は、山、川、公園、海、雲、道路、着物、靴、船、自動車、ワイン、テーブル、水などといった対象はかなり正確に識別しますが、これは、写真を資料やデータとして使うという観点からは、ほとんど役に立ちません。