7月1日、立教大学において異例の講演が行われた。
講師として登壇したのは、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)の珍獣ハンターでおなじみ、イモトアヤコさん。しかも、講演テーマは『学生に語る。キャリア、国際化そしてチャレンジ』とすこぶるまじめ。なにしろ主催が立教大学経済学部なのである。
外には初夏の日差しがまだ残る午後6時45分、経済学部長の郭洋春教授の話が終わり、本日の講師紹介の段になると、突然どこからか「こっこでーす、ここ、ここ」の声。イモトさんがなんと3階席から登場だ。なんとも粋な演出、立教大学もなかなかやるものである。
そのまま客席を駆け抜けステージに上がったイモトさん、セーラー服に太い眉毛はテレビのまんま。1000人を超える学生で埋め尽くされた会場から盛大な拍手が沸き起こる。
まず驚いたのは、イモトさんのスケジュールの凄まじさだ。10日間ロケで海外を飛び回り、帰国したらスタジオ収録などをこなし、5日後にはまた10日間の海外ロケに出る。これを5年以上続けており、今回も3日前に中央アフリカのガボンから帰国したばかりとか。
だが、そんなイモトさんもいまの仕事に就く前は日本から出たことが1度もなく、海外に興味すらなかったという。珍獣ハンターも、オーディションに選ばれた決め手は足の速さだったと裏話をポロリ。
しかし、いまや制覇した国は81、ある意味日本でもっとも“国際派”の肩書がふさわしいタレントだといってもいい。