社会学者 古市憲寿氏
今の若者の多くはけっこう楽しく暮らしています。消費生活の面でなら、今の日本は史上最も豊かな時代にあるといえます。
僕はそう思うのですが、こうした見方は滅多にされません。逆に、世代間格差が開いて若者はかわいそうだ、明るい将来を見出せない若年層は悲惨だ、などといった同情の声ばかりを聞きます。けれども僕は、自分や自分の周りを見て、若者がそこまで不幸せだとは感じないのです。
内閣府の「国民生活に関する世論調査」(2011年度)では、20代の約73.5%が現在の生活に「満足している」「まあ満足している」と答えています。この数値はどの時代よりも高く、かつ、グラフからわかるように20代の満足度は上昇し続けています。不況や財政赤字や原発問題など、絶望的と言われる状況がたくさんあっても、今の若者の大半は満足しているわけです。
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