本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2022年6月13日レター)
――ウクライナのゼレンスキー大統領、フィンランドのマリン首相、ニュージーランドのアーダーン首相など、若く決断力のある新しいタイプのリーダーが出てきています。堀さんは常々「肩書や年齢、性別に関係なく忌憚のない意見をぶつけ合うことが組織を変える」と主張されています。これからの日本企業に求められるリーダー像について、堀さんのお考えを教えてください。
【堀】世界では、教育があり決断力を持つ若い人材をリーダーに据える土壌があります。そこには、肩書、年齢、性別は関係なく、優秀で向上心がある若い人がリーダーを務めるのが国のため組織のためになるという考え方が当然のようにあります。ご存じのように、ゼレンスキー大統領の前職はコメディアンであり、俳優でした。またマリン首相は36歳、アーダーン首相は41歳という若さがあります。それに比して日本では、残念ながら年功序列の風習が未だに強く残っており、若く新しいリーダーが生まれるのは難しいんじゃないでしょうか。
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(構成=今井道子)

