その他:介護福祉士は待遇改善に課題
●獣医師【曇り】
ペットブームの定着で獣医学部受験が人気。医学部に次ぐ偏差値となっている大学も多い。だが、都市部ではペット医余りに。民間企業の研究職(バイオテクノロジー)に就く免許取得者も。取得の難しさの割には収入が厳しいという声も多く、その傾向は続くだろう。
●介護福祉士【曇りのち雨】
高齢者や障害者をケアする介護のプロ。現場は慢性的な人不足で、今後はさらに需要アップ。ネックは、収入の低さと雇用条件の厳しさ。バイト、パート契約も珍しくなく、5年を過ぎて年収300万といったところが平均値だ。労働条件の改善は、今後の国の政策次第。
●不動産鑑定士【曇りのち一時雨】
業務の基本は土地・建物の値段を評価すること。公共事業減、報酬規定の撤廃など、いいニュースは少ないが、資格取得者がそれほど多くないためか、案外不況のあおりは少ない。しかし、今後は土地余りが予想されるため、営業力が成否をわけるカギとなるだろう。
(構成=大塚常好)